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第21回 全国介護老人保健施設大会(in岡山) 2011年03月25日

タイトル  
 嚥下障害者の胃ろう造設から離脱までの取り組み
 
                 
                   発表者   :菅 智子(看護師)
                   共同研究者:田上 千代子(看護科長)、鶴原 章一(介護士)
                            森 和徳(理学療法士)、稲葉 扶紀子(管理栄養士)
                            冨永 律子(施設ケアマネ)、兒玉 幹子(医師)

【内容】
 当施設では、デンマーク等の海外研修の機会があり、どのような状態になっても自己決定を大事にする事を学び、実際のケアの現場でも取り入れる様に心がけている。口から食べたいという思いを持った嚥下障害のある利用者に対して、ペグ造設から離脱まで、家族の不安に寄り添い、本人の自己決定を尊重しながら支援した。その経過の中で再び在宅生活につながった事例を発表した。
 今回発表をまとめる中で以下の点を学ぶことができた。

1. 本人・家族の思いを最大限に尊重してケアを行った。本人・家族・職員が心をひとつにし
  て、目標に向かって取り組んだことで、再びその人らしい生活を取り戻す事が出来た。
2. チームがそれぞれの専門性を発揮すると共に、頻回に話し合う事で情報の共有が図れ共
  に目標に向かうことができた。
3. 個別対応が必要となり、業務調整や勤務変更・残業等の負担が現場には増えたが、改善
  のプロセスを体験する事で、やりがいに繋がっていった。
4. 食べるということは、口から食物を入れるだけの支援ではなく、その人の生き方にも繋がる
  事を学んだ。


タイトル  
 高齢利用者の自己決定を支えて
              ・・・ いくつになってもその人らしく ・・・
 
                 
                   発表者   :鶴原 章一(介護士)
                   共同研究者:田上 千代子(看護科長)、佐藤 和貴(介護士)
                            西嶋 久美(看護師)、吉野 恵美(介護士)

【内容】
 御年百歳を迎える対象者が直面したいくつかの課題に、本人、家族、職員の考えや葛藤など三者三様の思いが交錯する中、最終的に本人の「自己決定」を尊重するに至った経緯など、1世紀分の生き様を交え発表した。
 家族と職員が利用者を思う根底の部分は共通であったが、その時々の場面でとる手段や考え方には違いがあった。そこで家族との面談を定期的に行い、様々な話を聞いた。
利用者の意思は助産師時代、要請があれば昼夜を問わず妊婦を乗せるリヤカーを引っ張り山中を駆け抜けた経験と、70歳になるまで助産師の仕事を続けてきた強い気持ちと、生来の負けず嫌いな性格といった、これまでの生き様に裏打ちされたものではなかっただろうか。利用者や家族の生活背景を知ることにより、当人を取り巻く人々が「どうして?」と思えることも「なるほど!」と納得し、本人の自己決定や家族の思いを尊重したケアに結びけることができた。H22okayama1.JPG