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患者様が先生です  2008年12月13日
※2008年2月26日に更新された記事です

はじめまして。臨床工学技士の米村です。

生まれも、育ちも熊本の肥後っ子?です。(っ子 という年齢ではありません)が...

この間、当院の患者様に「米村君、出身はどこねぇ?」と突然聞かれました。
 
「ええっ?熊本ですよぉ!!」と言うと、「そぎゃんねぇ〜。あんまっっ熊本弁の出らんねぇ〜。県外から来とるとかと思っとった。」と言われました。確かに、ばりばりの熊本弁を使うほうではないのですが、所々で方言が出ていると思っていたのに、違ったようです。
 
新人のとき、90代の女性の患者様に手招きされ、呼ばれました。何だろう?私でも対処できる事なのかな?と思いながら「どうされましたか?」と聞くと、「しょうようしょごたるっ」と。「えぇっ??」思わず「えぇっ」が口から出ていました。心の中で、何語なのぉ??と思いながら、「すみません。もう一度言ってもらっていいですか?」と言うと、「し・よ・う・よっつ・し・よ・ご・た・るっつ」と解るようにゆっくり言ってもらったのはいいのですが... 余計わからなくなったということがありました。結局は看護師さんに助けてもらい、"小用"=トイレ!!。「あぁぁ。小用、しよごたるっ!。」ようやく理解できたということがありました。
 
その後は、解らない熊本弁を聞いたら、患者様に意味を聞き、使い方を教えてもらいノートに書き付けるようにしています。
 
最近では、「前なぁ、おどんの隣におんなった患者さんでたい。小雨の降っとったとき、わくどのおったったい。そっばなっ、ひょいと捕まえちからパクっと口に入れらしたとよぉ〜。たまがってなぁ〜。『なぁ〜し、わくどば飲み込むとなぁっつ』て聞いたところ、『わくどは、胃薬になっとたい。』って、いわしたもんなぁ?」と言う会話がありました。私には、何かを捕まえて、食べちゃった。というところまでは理解できたのですが、何を食べたのか、"わくど"って何?という所までが限界でした。患者様に「"わくど"ってなんのこと?食べたらいかんとでしょう?」と聞くと、笑いながら「解らんだったねっ。わくどっていうとは、蛙のことたいっ!」と教えてもらい早速ノートに書き足しました。
 
患者様が、私の熊本弁の先生なんです。
 
私に、「出身はどこねぇ?」と聞かれた患者様にも、熊本弁を交えて話すと、以前よりも声をかけてもらえる回数が、増えたような気がします。
 
これからも、患者様に熊本弁を教えてもらいつつ、少しずつ自分の言葉として取り入れて、患者様との距離が縮まり、コミュニケーションが上手くとれるようになれればいいなと思いながら働いています。