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陽子先生 東京研修日誌  2009年10月 9日

4月から東京に来て、あっという間に半年間が過ぎてしまいました。慣れない地下鉄通勤で人の波に流されながらも、とても新鮮で充実した毎日を過ごしています。そんな日々の様子を報告させていただきます。
私が所属している日大歯学部付属歯科病院の摂食機能療法科では摂食・嚥下障害のある患者さんを対象に診査・リハビリ・食事指導などを行っています。
摂食・嚥下障害とは、食べる・飲み込む機能に障害が生じている状態のことをいいます。
症状も原因も様々ですが、症状としては食事中、食後にムセや咳が多い・夜間にせき込む・痰がよくでる等があげられ、代表的な原因疾患としては脳卒中があげられます。その他にも多くの原因があり、加齢による嚥下(飲み込み)機能の低下も考慮しておくべき要因の一つです。
つまり、摂食・嚥下障害には全身的な原因が大きく関与しているということです。
そのため治療内容としては全身的なアプローチが必要不可欠になってくるのです。
それでは、具体的にどのようなことを行っているかご紹介していきます。

1 嚥下検査:喉の状態や飲み込みの検査
 咳テスト 
№1.jpg霧が発生する装置にクエン酸を入れて、大きく吸い込んでもらって咳の反射があるかどうかをチェックします。
咳の反射が無い方は、食事中に食べ物が間違って気管の方に入ってしまってもムセないで気付かれないことが多く、そのことが原因で肺炎になってしまうケースがあります。
 

 内視鏡検査 
№2.JPG鼻から内視鏡を挿入して喉の状態をモニターに映し出して検査することが出来ます。
左の写真のように実際に食べている時の喉の状態を見ることが出来るので、普段のお食事を食べながら検査することが可能です。
そうすることで、食べ物が噛み砕かれて喉に送られてきているかどうか、飲み込む機能に異常はないかなどを確認することができます。この検査結果から食事形態の変更 や必要なリハビリの指導を行っていきます。内視鏡は持ち運びが出来るので自宅や施設や病室のベッドサイドでの検査も可能なので活用的です。
 


2 リハビリ
№3.JPG№4.JPG

診療室には上の写真のようなリハビリ用の機材が置いてあって、口や喉のリハビリだけではなく全身的なリハビリからのアプローチも行われています。


以上、簡単にご紹介させていただきましたが他にも様々な検査やリハビリが行われています。まだまだ、学ぶべきことが沢山残っているので残りの半年間しっかり勉強してきます!!!
下の写真は、医局の皆さんと日大歯科病院の球技大会での写真です。教授、准教授をはじめ皆さん本当に尊敬できて素晴らしい先生方ばかりです。そんな先生方のおかげで充実した研修生活を送れていると感謝しています。
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 田尻 陽子