検査
| ・動脈硬化の検査 ・透析液清浄化への取り組み |
仁誠会では透析患者さんの一般状態、合併症の有無や進行状態などを把握し、適切な治療に繋げるために定期的な検査を実施しています。
まず、透析が効果的に行われているかの経過を見るため、毎月血液検査を行い、尿素窒素、クレアチニンなどをチェック、その結果から現在の透析条件(人工腎臓や血液流量や透析時間など)がそれぞれの患者さんに合った内容かどうか?を確認し、必要に応じ内容の検討を行います。
また、カルシウム・リン・カリウムなど、食事に関係の深いデータのチェックを行い、異常な値が出た場合は、患者さんに食事内容や生活状況などのお話しを伺い、管理栄養士と協力のもと原因分析〜栄養指導・相談などを実施、患者さんの自己管理のお手伝いをしています。
とくに、カルシウム、リンのコントロール不良は副甲状腺ホルモンの異常分泌をきたし、腎性骨異栄養症(骨粗そう症)・動脈硬化・二次性副甲状腺機能亢進症につながります。そこで、定期的に副甲状腺ホルモンをチェックし、重篤な状態にならないよう早期的な対応・治療に繫げています。
貧血についても、定期的に血色素(ヘモグロビン)や、鉄の量を測定し、貧血を改善するための薬剤治療に繋げます。。また、生理検査ではABI(末梢動脈疾患・閉塞性動脈硬化症検検査)、各種超音波検査(心臓・腹部・頚動脈・下肢血管・副甲状腺エコー)、ABPM(自由行動下血圧)、などを行い、動脈硬化に伴う合併症の早期発見に努めています。
| 動脈硬化の検査 |
今話題の動脈硬化、メタボリック症候群・・・透析患者さんの予後にも大きく影響します。そこで、動脈硬化を早期に発見し、治療を行うために各種検査に取り組んでいます。
1.頸部エコー(超音波)検査
超音波検査は直接血管の状態を見ることで、動脈硬化の進み度合いを検査することができます。軽度の動脈硬化も見つけることが出来るため、動脈硬化予防の治療を進める上での指標となります。
機械を首にあてるだけで痛くも痒くもない検査で、10~15分で終わります。
2.バセラ(CAVI/PWV・ABI)
CAVIとは脈波伝播速度のことで血管の固さを表します。バセラでは血管年齢(40代後半に相当します。という風に)を計算してくれるので、自分の動脈硬化度合いがわかりやすく運動療法や禁煙を始めるきっかけにもなっています。
ABIとは動脈が、特に足の血管が閉塞・狭窄を起こしていないか・・・詰まっていないかを表します。
CABIとABIは同時に測定でき、腕と足首で血圧と脈波を測ることで測定できます。簡単に血管年齢がわかるので気になる方は医師、スタッフにご相談ください。
他にも血液検査(中性脂肪や血糖など)も行っています。
維持透析も動脈硬化危険因子になると言われています。早期発見・早期治療を行い、「元気で長生き」できるクリニックを目指しています。
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| 透析液清浄化への取り組み |
当院では、透析患者さんの合併症対策・QOL(生活の質)の向上のため、透析液浄化の積極的に取り組み、透析液の品質管理を厳重に行っています。
人工透析では、1回の透析治療毎に、人工腎臓(ダイアライザー)を介して約120L物大量の透析液が患者さんの血液と触れることになります。透析液は、原水(当院では水道水)を浄化・精製した後、透析液剤と混合し、患者さんへ供給されています。透析液の清浄度は、治療に大きく影響します。
透析液の汚染は透析合併症を助長し、また、透析液を清浄化すると透析合併症のの発症を抑制または遅延させる事ができると言われています。汚染が軽度で合っても、長期の使用により、様々な透析合併症を誘発することになります。
私たち技士は、透析液が常に清浄な状態を維持できるよう、定期的な水質検査を行い、機器・配管に至るまでを厳しく管理しています。水質の状態によっては、洗浄を強化するなどの対策を立て実施しています。
透析液を無菌化することは困難ですが、無菌状態に限りなく近づける努力を続け、体内に入っても害のないピュアな透析液を目指しています。
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