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未来の介護施設! ICT機器・介護ロボット導入によるDX化の取り組み

~いつまでも「利用者さん第一」のサービスを目指して~

当施設では、少子高齢化や労働人口の減少といった社会の変化に対応し、これからも変わらず「利用者さん第一」のサービスを提供し続けるために、ICT機器や介護ロボットの導入を積極的に進めてきました。介護の現場では、介護職員の負担軽減や業務の効率化、生産性の向上が求められています。当施設でもこれらの課題に真摯に向き合い、10年以上前からスライディングボードやシート、床走行式リフトなどを導入し、移乗時の安全性と介護者・利用者さん双方の負担軽減に努め、「抱えない介護」に力を入れてきました。

スライディングボード

2019年度からは介護ソフト「ほのぼのNEXT」(電子カルテ)の導入とともに、タブレット端末を現場に配備。これにより、記録業務の時間短縮が可能となり、ご家族との面談時にもより分かりやすい情報提供ができるようになりました。更に、ペーパーレス化(80%以上削減)も進んでいます。その他にも、インカムを導入しフロア内での職員間の連携の強化を図り、離れた場所でも情報の共有や連携が取れ、朝夕の申し送りの廃止など、利用者さんへの直接ケアの時間を確保することができ、サービスの質向上にもつながっています。

PC入力中

2023年度には、移乗介助ロボット「Hug」を導入しました。介助を受ける方にとっても楽な移乗が可能となり、中には「Hug」の導入によって、再びトイレに座ることができるようになった方もおられました。利用者さんの自立支援と尊厳の保持を大切にする私たちにとって、大きな成果となっています。また、抱えない介護も更に前進してきています。

移乗介助ロボハグ

2024年度には、アンシェル(カメラ付きセンサー)を導入し、居室での利用者の状態把握や睡眠分析、転倒分析など行い、利用者さんの安全・安心した生活をサポートし、介護者の不安もサポートしてくれています。また、利用者さんへのサービスの向上へもつながっています。

アンシェル

2025年5月からは、自動洗浄入浴機器「アラエルシャワードーム」の導入を開始。ウルトラファインバブルによる全身洗浄は手洗いよりも清潔で、短時間での入浴が可能。浴槽入浴に比べ、身体への負担も軽減され、保温効果も優れています。利用者さんにとっても、より快適な入浴の時間を提供できるようになります。

2025年7月には、入所フロアに体操や音楽などが楽しめる「ポータブルカラオケ」を導入致しました。日々の楽しみが増えることで、生活の質(QOL)の向上にもつながることを期待しています。

カラオケ

これらの機器導入にあわせて、当施設では月1回「生産性向上委員会」を開催。現場の声をもとに業務の見直しや改善を進めながら、介護の質を保ちつつ、効率的な運営とサービスの質のさらなる向上を目指して取り組みを行います。

会議

私たちは、『未来のカッコいい介護を目指して』テクノロジーの力を取り入れながら、「人が主役」の介護を実現し続けてまいります。