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『無理のない備蓄を始めよう~ローリングストック~』

栄養科では毎月透析患者さん向けに栄養カレンダーを作成しています。3月は「災害時の食事」についての情報をお届けしました。
年始に起きた能登半島地震や多くの方が経験された熊本地震のように、災害はいつどこで起きるかわかりません。災害の備蓄を用意しても、用意したことに満足し備蓄食の定期的なチェックを怠りいざという時に使えないなんてことも…。そういった事態を防ぐために、最近家庭備蓄として推奨されている「ローリングストック」のご紹介です。
ローリングストックとは、ふだんから日持ちのする飲み物や食糧、それに日用品を多めに買い置きしておき、賞味期限が近づいたものから使って、その分を買い足していく方法です。ポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。必要な量を無理なく備蓄することができます。
一般の方はもちろんですが、高齢の方や慢性疾患をお持ちの方など食事に配慮が必要な方にもおすすめです。
災害時には、乳幼児や高齢者、食べる機能(かむこと・飲み込むこと)が弱くなった方、慢性疾患の方、食物アレルギーの方などへの配慮が必要ですが、配慮された食事は入手困難になりやすいです。できるだけ普段の状態に近い食事がとれるように普段から備えをしておくと、いざという時の安心感が違います。
簡単に備蓄ができるローリングストックをこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。備蓄

―赤とんぼ 栄養科 管理栄養士―