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利用者さんの駅伝チャレンジ!今年のリハビリの成果は?

2月2日(日)、今年も長嶺校区ふれあい駅伝大会に、赤とんぼ通所リハビリテーション利用者の稲森さんと秋山さんが参加され、当施設の理学療法士、介護士、相談員、ケアマネージャーやその家族と一緒にチームを組んで、文字通りONE TEAMで約5kmのたすきをつなぎました。

赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加6

通所リハビリテーションでは、「利用者さん一人ひとりの生活の質の向上」を目指し様々なリハビリを行っていて、この取り組みも利用者さん自身のやりたいことを支援して、その人らしく、いきいきとチャレンジしてもらうプロジェクトの一つです。

昨年の駅伝終了後も、次の駅伝を想定しての練習を行ってきました。せっかく参加するなら、昨年より長い距離を走りましょうと目標を決め、300mから500mを想定して室内での体力づくり筋力訓練やストレッチ、室内での自転車こぎやランニングを行ってきました。
実際のコースでの練習は1月に入ってから4週間足らずしかない状況でした。スタッフが交代で、屋外に走りに行くことを利用日毎に行ってましたが、駅伝開催の1週間前お二人とも体調を崩されてしまい、屋外での練習が予定通りできない期間がありました。そのため、「最後まで完走できるかな」と不安がられていましたが、1年間頑張って来たことが実をむすび、当日の天候にも恵まれ、堂々とした走りで怪我無く無事に完走できました。

今回で5回目のチャレンジとなる稲森さんは、当初は足漕ぎ車いすでの参加でしたが、一昨年より車いすを卒業され、自分の足で走ることができるようになりました。昨年は介助でのランニングでしたが今年は能力が向上し、介助なしで安定した走りができるようになり笑顔でゴール!「意外と大丈夫だった。終わって安心した」と達成感と安どの表情を浮かべておられました。

赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加1 赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加2

昨年に続き足漕ぎ車いすでチャレンジされた秋山さんも、「疲れた!でも無事に終わって良かった!」と活き活きとした表情を見せてくださいました。駅伝や地域活動に参加できたことが大きな自信と生きがいになったようで、以前に比べよく会話されるようになられるなど、嬉しい変化がありました。

赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加3 赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加9

最後に、校区の清掃活動を参加者みんなで行い、その後炊き出し係の方が作られた豚汁を皆で食べました。運動・清掃後にみんなで食べる豚汁は美味しかったです。
毎年、快く駅伝に参加させてくださる長嶺校区の自治会の皆様に心から感謝申し上げます。
今後も自立支援・社会参加を促す支援を目指し、チーム一丸となって頑張ります。

ケアセンター赤とんぼ 武富美喜(理学療法士)

赤とんぼ 長嶺ふれあい駅伝参加5