透析患者さんの骨折予防と在宅生活を支える取り組み
- 2026.07.18
- 仁誠会クリニック黒髪 クリニックからのお知らせ
透析患者さんは、加齢や慢性腎臓病に伴う骨や筋肉の変化により、骨粗鬆症や筋力低下が進みやすく、転倒骨折リスクが高くなりやすい状態にあります。骨折は、ADLの低下や入院、寝たきりにつながることがあり、在宅生活の継続を困難にする要因となるため、予防がとても重要です。
この課題に対応するためには、「骨を守る」ことを「動ける身体をつくる」こと、そして「安心して暮らす」ことにつなげて一体的に捉え、患者さんの状態に応じた支援を行うことが大切です。まず、骨密度測定や血液検査により骨代謝の状態を確認し、必要に応じて骨粗鬆症治療を行います。あわせて、運動療法の一環としてレッグプレス運動を取り入れ、必要な筋肉に適切な負荷をかけることで、下肢筋力の維持・向上を図ります。これにより、立位や歩行などの日常動作を支え、転倒予防やフレイル対策につなげています。さらに、栄養状態や転倒歴などを含めて総合的に評価し、運動療法と治療を連動させながら、継続的な支援を行っています。
このように看護師は、透析中の体調管理にとどまらず、多職種と連携しながら、骨・筋肉・栄養・生活環境を切れ目なく支える役割を担っています。また、生活上の不安や日々の小さな変化を把握するため、家族面談やサービス担当者会議への参加、患者さんと目標を共有した生きがいプランの作成などを通して、その人らしい生活の実現を支援しています。
仁誠会クリニック黒髪に限らず、法人全体が医師、看護師をはじめとする多職種で連携し、骨折予防と身体機能の維持に取り組むことで、患者さんの健康寿命の延伸と在宅生活の継続を支えています。患者さんとご家族が、安心して住み慣れた地域で長く暮らし続けられるよう支援していますので、困りごとや不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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仁誠会クリニック黒髪 看護部
