赤とんぼ大津に入居される前、入院中売店でいきなり団子を買って食べるのが楽しみだったA様。「赤とんぼ大津に来て、いきなり団子を食べたいが、なかなか巡り合わなくて食べれない」とよく話されていました。
何度か外出企画に参加して頂き、いきなり団子を買いに、お出かけするも無かったり、売り切れていたりで、食べれない日々が続きました。「よし、こうなったら作るしかない!!」といきなり団子作りを計画しました。
いきなり団子は熊本のおやつでとても馴染みがあるものですが、参加した利用者さん、スタッフ全員作った事がない初心者ばかり！どうなる事やらと不安いっぱいで当日を迎えました。

お芋班、たご班に分かれ作業開始！
「大きいいきなり団子を作りたいから芋はどう切ろうかな！？こうかな！？」と芋班から声が上がり、たご班は「耳たぶの硬さって、みんな違うからわからんね！」「これくらい(硬さ)！？」「なんでこれだけベチャベチャなの！？粉足す?」などみんなで試行錯誤！
なかなか交流のない方同士でのコミュケーションをとる良い機会になりました。

「次はなんばするとよかと？」　　生地にいもとあんこを挟むときも「わたしはつぶあん」　「こしあんにしようかな」と目をキラキラしながら作られていたのがとても印象的でした。

蒸し器は木の本格的な蒸し器で、蒸気が上がると皆さんの心もワクワク♪
「あぁ～よか匂いのしてきた～」
出来上がったいきなり団子を見られ、「わぁ！きれいにできとる！」と歓声があがりました。

午後からお抹茶と共に出来たてのいきなり団子を皆さんで召し上がりました。念願のいきなり団子を、お抹茶と共に召し上がられたA様は「楽しかった！出来たてで、美味しかった♪また、作りましょう。」と、とても良い表情を見せてくださいました！！

出来たてのいきなり団子を食べて、利用者さん、スタッフ共に心も身体も温まった1日でした。

－通所リハビリテーション赤とんぼ大津　介護福祉士－