「いのちを支えるエンジニア」―仁誠会の臨床工学技士―
- 2026.07.16
- 仁誠会クリニック大津
医学・工学の知識と技術を兼ね備えた臨床工学技士(以下CE:Clinical Engineer)は「いのちを支えるエンジニア」とも呼ばれています。当法人ではCEが約50名在籍しており、それぞれが透析業務全般に携わっています。
透析室で見かけるCEは、主に穿刺や抜針、患者さんへの対応を行っていますので、看護師と区別がつかないと思われている方も多いのではないでしょうか。実際には、透析に関わる機器を中心とした医療機器の保守点検・操作、透析で使用する水の品質管理等にも深く関わっております。
透析治療には、透析で使用する透析用水(RO水)を精製するRO装置、RO水に透析剤を溶解し2種類の透析原液を作成する透析用剤溶解装置(溶解装置)、溶解装置で作成された2種類の透析液原液を一定の比率で混合・希釈し透析液を作成する多人数用透析液供給装置(セントラル装置)、セントラル装置より送液された透析液を用いて患者さんの血液を浄化する個人用透析装置(コンソール)等、様々な医療機器を使用しています。患者さんのお目に触れないところで、CEはこれらの機器を安全に運用するために日常的な管理、定期的なメンテナンスを行っています。透析に必要不可欠である水や透析液に関しましても水質管理基準に則り、毎朝透析が始まる前に採液を行い、清浄な水が精製されているか、透析液の成分が規定通りに調整されているかを確認しています。
また、医師や看護師、その他コメディカルスタッフと連携し、患者さんにより良い治療を提供することもCEの大切な仕事です。透析室では全職種のスタッフが、より良い治療を行うための課題について話し合い情報を共有していますが、その中でもCEは、患者さん一人一人に合わせた治療条件に関して検討し提案を行っています。
当法人におけるCEは、患者さんに寄り添い、チーム医療を担う一員としての自覚を持ち、これからもより良い治療を提供できるように努力してまいります。
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—仁誠会クリニック大津—

