第33回日本家族看護学会にWEB参加しました
- 2026.09.29
- 仁誠会クリニック光の森 透析について
8月29日・30日に開催された「第33回日本家族看護学会」にWEB参加しました。
今回の学会テーマは、「コンフリクトから調和を生み出す家族との伴走」です。
コンフリクトとは、葛藤、矛盾、対立、意見の食い違い、関係性のこじれなどを指します。就職や結婚、病気、介護、死別といった人生の大きな出来事(ライフイベント)に伴い、誰にでも生じやすいものです。
特に、慢性期疾患である透析治療を受けている患者やそのご家族は、病状の変化や体調不良への不安を常に抱えて生活されています。「気軽に相談できる相手がいない」という孤独感から、心の中にさまざまな悩みや葛藤(コンフリクト)を抱えている場合も少なくありません。
少子高齢化や核家族化が進み、家族の在り方も変化しています。当クリニックでも、高齢夫婦2人暮らし、老々介護、身寄りなし、独居など、様々な背景を持つ方が通院されています。
一見すると、病気や障害と上手に向き合っているように見えても、その背景には「言葉にならない不安や苦悩」を抱えている方が多くいらっしゃいます。日常の関わりの中だけでは見えにくい、ご家族それぞれの胸の内を推し量る重要性を改めて学びました。
週3回の透析治療やデイサービス、施設を利用される患者とご家族にとって、私たち仁誠会は非常に身近な存在です。
この強みを活かし、私たちは患者ご本人からお話を聞くだけでなく、同居されているご家族、また遠方に住まれているご家族とも、電話連絡や家族面談などを通してご家族にとっての最善・幸せを確かめ合いたいと考えています。
それぞれの「思い」や「考え」を確認し、医療・介護の多職種でしっかり繋がることで、ご家族皆さんが安心して治療や療養、生活ができる支援と情報発信を行っていきます。
今回の学会を経て、私たちは患者・利用者・ご家族の「小さな変化」や「いつもと違う」という違和感に気づくこと、そしてその思いに徹底して寄り添うことの大切さを再確認しました。
学んだことをクリニック内で共有し、これからも「仁誠会クリニック光の森」の患者やご家族が安心して相談できる存在として、温かく心の通った関わり、寄り添う看護を目指してまいります。
仁誠会クリニック光の森 看護部