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趣味が人生を豊かにしてくれる!赤とんぼ通所ホールで文化祭

11月24日(火)~28日(土)まで、ケアセンター赤とんぼ 通所フロアで、利用者さんの作品を展示した文化祭を開催しました。今年はコロナの影響で、毎年、盛大に開催している「赤とんぼ秋祭り」はできませんでしたが、利用者さんお一人おひとりの楽しみや生きがいを共有し、文化の秋を感じていただこうと文化祭を企画しました。

展示したのは、リハビリの一環として巧緻動作訓練で制作したクラフト作品をはじめ、「趣味の講座」の作品やご自宅で制作された作品で、歩行訓練をしながら楽しめるようコースに沿って展示しました。巧緻動作とは、指先を使った細かな動作のことで、ボタンの留め外し、お箸でつまむ動作、筆記など、日常生活に必要な動作です。

赤とんぼ文化祭

個人で制作された作品コーナーには、書道や色鉛筆画、パッチワーク、編み物、紙粘土など、利用者さんのライフワークとも言える作品の数々が、作者の顔写真やメッセージと共に展示されました。

『織物のストールと紙粘土のお花』を展示された利用者さんは、「『なにか打ち込める趣味を持とう!人生を楽しもう!』と通信教育で勉強しながら機織り機で編み物を始めたのが20年前。10年前からは、紙粘土で花を作るようになりました。若い頃は助産婦としてバリバリ働き、当時、お世話になった看護師の先輩と今は通所で同じテーブル。ここでご一緒しているみなさん、とても明るくお元気で、ここに来ると刺激をもらい『私も頑張ろう!』と元気になります」と話されました。

また、『レース編みの編みぐるみ』を展示された利用者さんは、「小学生の頃から編み物が大好きで、6年生の頃には甥っ子にセーターを編んであげていました。結婚後、機械編みに凝った時期もありましたが、病気をして左手が不自由になり、リハビリにいいからと勧められ、また、手編みを始めました。編みぐるみは、顔の表情や手の位置で雰囲気が変わるのが面白く、出来栄えに『この顔いいね~!』『手の位置はこっちがいいよ』と息子との会話も弾みます」と作品が、家族のコミュニケーションツールになっているそうです。

御輿来海岸から島原を望む風景写真の作者 赤とんぼ 文化祭 絵手紙
織物のストールと紙粘土のお花の作者

赤とんぼ通所リハビリテーションは、これからも日々のリハビリと活動を通して、皆さんが趣味を楽しむ豊かな時間を応援します。

赤とんぼ 通所リハビリテーション科 林田(看護師)、石原(作業療法士)