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水虫について患者さんに学んで頂きました。

仁誠会クリニック黒髪では、患者さんに、毎月フットケアを行っています。
しかし、スタッフの観察だけでは対応が遅くなることもあります。患者さん自らこまめに足を観察することで足病変を早期発見でき対処する事が可能です。

黒髪のフットケアでは、自己管理の仕方として必要な処置… 例えば軟膏を塗ることの大切さを患者さんへ説明し、軟膏を忘れずに塗っていただくようお声掛けをしています。また状態によっては皮膚科受診を勧めています。

今回は足病変の一つである水虫について説明します。
水虫は、足の裏や指の間の皮膚に常在する白癬菌が増えることで起こる感染症です。
原因である白癬菌は高温多湿を好みジクジクするタイプの水虫の場合は、気温が上がる春先から痒みに悩まされ、梅雨・真夏には症状のピークを迎えます。

水虫をそのままにしておくと、足の白癬菌が爪の中に入り込んで増え、爪が白く濁ったり厚くなったりして爪水虫になります。皮膚の白癬菌は歩くたびに角質と一緒に剥がれ落ちますが、硬い爪の中に侵入すると、そこが『快適な空間』なります。その後は爪を起点として全身に広がります。

写真①-修整 写真②-修整

※特に糖尿病の患者さんはかかり易く悪化しやすいので、足の観察をしっかり行う事が重要になります。たかが水虫と思わず治療に取り組むことが大切です。足の皮膚の症状がある場合は、主治医に相談するか、皮膚科を受診しましょう。

 

★ご自分で簡単に行える「水虫を防ぐための足ケア」の一部をご紹介しますのでぜひ、ご参考にされてみてはいかがでしょうか?

黒髪看護部 杉本

水虫