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第30回 日本サイコネフロロジー研究会に参加して

初めてこの学会に参加しました。仁誠会法人からは看護師、技士、事務職の多職種の9名で参加しました。
今年のサイコネフロロジー研究会で印象深かったのは、今年のニュースでも話題であった透析の差し控えのテーマが多くみられていたということであります。
ややもすれば、自死にもつながる事例が全国の施設でも実際起こっており命の重みを深く考えさせられるものでみんな悩みながら関わりを持ち、いかに患者さんのためになるのかを常に考え対応していることを痛感しました。
また30回目を迎えた研究会が最初のころは精神的な関りというものが最先端であったサイコネフロロジーが、現在の社会の波に追いつき、ストレス、メンタルヘルスなどの社会的な制度が追いついてきたのではないかと考えます。
仁誠会は以前から透析の最先端で頑張っている施設であり、この部分でも十分取り組んでいる分野であり、看護の理念である寄り添う看護を実践できているか?そうするために今何を必要としているか?自分たちの患者さんに対する関りはこのままでいいのか、を考え直すきっかけになりました。
また夜は理事長主催の懇親会で今後の仁誠会での取り組みなど各々の意見の交換ができ有意義な学会参加となりました。患者ファーストの精神で、今後も寄り添うケアを継続していきます。
―仁誠会クリニック黒髪  看護部 尾崎美由紀-

 

サイコネフロロジー研究会

今回、初めてフロントから本研究会に参加させていただきました。透析患者さんは様々な「こころ」の問題を抱えており、それに伴う複雑な社会的・心理的な問題を抱えている事を知りました。
私たち事務職は医療専門職ではない為、患者さんの身体のケアには直接関わることはありません。しかし、今回の研究会で様々な職種の事例報告や講演を聴き、私たち事務職も患者さんの「こころ」のケアには関わることが出来るのだと改めて感じました。
その為にも、この研究会で学んだことをフロントに持ち帰り、患者さんの「こころ」に寄り添うサイコネフロロジー的視点を取りいれながら、多職種との連携のもと患者さんのケアに関わっていきたいと思います。
―  仁誠会クリニック黒髪 フロント 荻久保綾菜-