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コロナ禍でも、負けずに楽しみを!

赤とんぼ通所リハビリテーションでもコロナで「趣味の講座」を開催出来ない状況となっています。
赤とんぼの利用者さんにはいろいろな趣味をお持ちの方がたくさんおられ、中には師範の免許を持たれている方もいらっしゃいます。せっかく習われていたことを発揮でき、皆さんと楽しめるようにしたいと思い、今回、利用者さんで作る「日舞」を開催することになりました。

通常の日舞と違うところは、転倒防止等の安全を考慮し、座って行う形としました。扇を使い、上半身のみで表現をしていく形です。扇を回す事も実際に行うと難しく、たくさん筋肉を使うことが分かりました。また、指先に神経を集中させ、細やかな動きが求められるので、脳トレにもなります。

★5月6日に第1回目の「日舞」を行いました。

赤とんぼ楽しみ

経験者の方は昔を思い出しつつ取り組まれていました。初めて経験される方はDVDを真剣なまなざしで見つめ、真似をしながら一生懸命に頑張られていました。

扇子や日舞のDVDは利用者の早道さんが持ってきてくださいました。この日舞の取り組みを話しかけた際、「そうね、扇回しだけでもとてもいい運動や刺激になるね。やりましょう!」と目をイキイキさせながら快諾して下さいました。
早道さんが日舞を始められたのは50歳くらいからで、仕事終わりに通い習っていたとの事。30数年通われたのですね。持参して下さったDVDは8年前公民館の「ふれあい会」で発表された時のものです。「事故さえなければ、今でも踊っていたと思うので、扇回しから始め、少しずつやってきたい」と話してくださいました。

赤とんぼ日舞 赤とんぼ日舞 赤とんぼ日舞

早道さんは、最初の利用時は週1回のご利用でしたが、少しずつ利用回数を増やされ今では週5回のご利用になられました。「赤とんぼが生きがいです。楽しい。元気になれます!」と言ってくださいます。私たちスタッフも生きがい作りを支援出来ることが嬉しく、やりがいになります。暗いニュースを吹っ飛ばすよう、元気に日舞を取り組み、通所のイベントでの発表を目標にしたいと考えています。

―通所リハビリ科 理学療法士 武富美喜-

赤とんぼ日舞