いつまでも!透析へ自分の足で歩いて行こう!
- 2022.01.27
- 仁誠会クリニック大津 フットケアについて
フットケア患者勉強会 ~セルフケアと低温やけど~
仁誠会クリニック大津では、看護部が主体となり「自分の足で歩いて透析に行こう!」を目標に患者さんへのセルフケア指導に力を入れています!
今回コロナ禍であることを考慮し、患者さんがおこなえる足のトラブルチェックとセルフケアについて、透析中に視聴できる勉強会としてDVDを作成しました。同時に、セルフケア・低温やけどのポイントを自宅で振り返り活用できるように、資料を配布しました。
また、患者さんが視て触れることで、具体的に足のトラブルが分かるよう模型も作成して、必要な方に説明を行っています。
透析・糖尿病の人は末梢の神経障害が起こりやすく足に靴ずれや傷が出来ても、気づかないまま悪化し傷が深くえぐれる潰瘍や、組織が壊死する壊疽になる恐れもあります。
傷に細菌感染を合併すると症状が全身に及び、血液を介して全身に広がる敗血症を起こし足を切断することにもなりかねません。
足を切断すると歩行する際歩行バランスに障害が生じ、足のトラブルや潰瘍を繰り返すため日常生活に困難を感じたり、仕事に影響します。日ごろから足をよく見る習慣を身につけて足のトラブルを予防することが大切です。
▶足のトラブルのチェック
「靴づれ」「傷」「たこ」「鶏眼」「足白鮮」「爪白鮮」「爪の異常」「嵌入爪」「乾燥」「亀裂」のDVD資料から、一例をご紹介します。*「出典:公益社団法人日本糖尿病協会DVD「糖尿病患者さんのためのフットケアのすすめ」」※複製を禁止します。
▶足のセルフケア
足の洗い方のポイント!と大事な保湿!
▶季節のポイントでは、この季節に多い!「低温やけど」
●水ぶくれができた場合は自分でつぶしたりアロエや油を塗ったり民間療法で対処しないようにしましょう。
●雑菌が侵入し感染症にかかる恐れがあります。必ず、医療機関を受診しましょう。
●糖尿病で神経障害がある方や高齢者は、本人だけでは気づきにくいため、家族や介護者が注意し、低温やけど予防をしましょう。
これからも新たな視点で患者さんに分かりやすい勉強会を企画・実施していきますので、勉強会についてご要望などありましたら、スタッフまでお声かけください。
―仁誠会クリニック大津 看護部 北村(看護師)