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転倒予防で Let’s 体操!

コロナ禍の影響もあり、運動不足で筋力が落ち、フレイルとなり、ますます運動がおっくうとなってきます。仁誠会クリニック新屋敷では看護部が主体となって、当院の透析患者さんとスタッフ全員の体力テストを行いました。その結果、足の筋力低下による転倒リスクの高い患者さんが約8割を占めました。

ADL(日常動作)の維持、増大、健康の為にも、新屋敷でもほかの施設同様運動に取り組んでいます。毎日透析開始前には、ラジオ体操のDVDを流しています。

サルコペニア予防運動 サルコペニア運動

ラジオ体操は、骨や関節、筋肉をまんべんなく動かすことができる全身運動です。運動による全身への刺激は体の機能を高め、体力を増進させる効果が期待できると言われています。当初は1人、2人の参加でしたが、スタッフも一緒に声をかけながら実施することで、参加者も増え楽しく体操する事ができています。

 

透析中は下肢の運動を主にDVDを流し、視聴しながら行っていただいています。透析中でも足は動かすことができ、透析時間も有効活用でき 運動には最適です。長い透析時間では、腰痛を訴える方もいて、透析後腰痛体操お声掛けをしており、患者さんからは「姿勢が良くなる、簡単ね、家でもね」と聞く事もできています。
透析中運動

スタッフも一緒に実施することで、患者さんの笑顔をみることができ、うれしい日々です。患者さんの運動に対する意識を高めていただけるように、毎日の日課としてこれからも運動に力を入れ サルコペニア対策を実施していきます。

そして、スタッフも一緒に運動 頑張ります‼

―仁誠会クリニック新屋敷 看護部 運動担当 石関・吉永―