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フットケア便り —歩ける足を守る—

普段の生活で、自分の足で歩くことは当たり前のことですよね。
もし自分の足で歩けなくなってしまったら……そんなこと考えた事ありますか?

ちょっとした傷や軽い痛み程度であれば放置されがちですが、何らかの疾患・障害があると、重篤化し潰瘍・壊疽 最終的には足切断となりADLにとどまらず、QOLを脅かすとても怖い病変になりかねません。

「フットケア」とは爪を切る、保湿などのスキンケアやマッサージなどの自分で行うケアから、専門的な管理や医師の治療が必要なケアまで「歩ける足を守る」すべてではないでしょうか。
では、医療従事者にとってのフットケアとはどういったことかというと、コスメチックな物ではなく、
「少しでも歩ける足を守り、足から全身を診ること」と言われています。

フットケア今後、数回に分けて、透析患者さんのフットケアについてお伝えしていきます。

【掲載予定】
1.透析患者さんに起こりやすい足の病気 
2.白癬 (水虫)  
3.爪切り
4.正しい靴の選び方とはき方
5.歩行について
6.低温やけど
次回は“はじめの一歩”として透析患者さんに起こりやすい足の病気について紹介したいと思います。

フットケア指導士 田浦 智美(看護師)