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仁誠会クリニック新屋敷の「糖尿病教育入院」について

入院の目的
①糖尿病の知識や技術の習得を通じて、正しい理解を得てもらうこと。
②今までの生活を振り返り、改めるべき事は何か? 退院後の具体的な行動を考えてもらうこと。
③ 検査を通じて自分の体の状態を確認し必要な治療は何か理解してもらうこと。
④バランスの取れた食事と適度な運動でダイエットをおこない、体重・血糖値・血圧の改善を図り、体得してもらうこと。

実際にどんなことが行われているかをご紹介
入院期間は2週間から1か月間で、医師・看護師・管理栄養士が毎日、アプローチします。
まず、血液検査や心臓・頸部のエコー・体液の組成の検査をおこなって体の状態をみます。
次に管理栄養士から日常での食生活の聞き取り、その中から改善できることをお話します。
食事はダイエットメニューですがバランスの取れたおいしい食事です。間食・喫煙はできません。
看護師からは糖尿病の病態について、インスリン注射の指導や運動メニューの提示、モニタリングをおこない、運動に関しては、スタッフ手作りのウォーキングマップ(下記参照)の活用や、エアロバイク・発汗マシーンを使用して患者さんのサポートをしています。
退院が決まったころ、再度血液検査と体液の組成検査をおこなって成果を確認します。退院後の経過で体重がリバウンドしてしまう方もいらっしゃいますが私たちはあきらめずに関り、健康的な生活ができるようサポートさせていただきます。外来で患者さんとお話しながら笑顔がたくさん見られたらいいなと考えています。

仁誠会クリニック新屋敷 看護部 斉藤

糖尿病教育入院について