スタッフの声Voice of staff

発表をすることで得られたこと

  • 2020.11.28  
  • 所属:
    ケアセンター赤とんぼ 入所科
    職種・資格:
    介護福祉士
    名前:
    樋之口 治
  • 赤とんぼ 入所科4F 樋之口治

仁誠会では、毎年、学会発表形式で各職種の取り組み発表「仁誠会内研修会」を行っています。
今年発表を行った職員の声を紹介いたします。今年の仁誠会内研修会はこちら。


赤とんぼに入職して6年目。40歳を超えてからの転職でした。以前はイベントの装飾などを手掛ける仕事をしていましたが、故あって「赤とんぼ」で介護の仕事につくことになりました。介護のいろはも分からないところから、仁誠会の教育制度や諸先輩方のアドバイスのおかげで、なんとか今までやってくることが出来ました。

教育制度の一つとして、仁誠会には仁誠会内研修会発表というものがあります。毎年、学会方式で各部署からそれぞれの特性を生かした有意義な発表を行っています。私も入職して初めて発表をする機会をいただきました。「表示物を明確化し利用者の居室迷いの軽減を図った事例」という題材で、前職のスキルを活かした研究と発表を行う事が出来ました。新人の頃は日々の業務に追われていましたが、仕事に慣れるにしたがって気持ちに余裕ができ、前職の視線からの表示物に対する問題点を上長に相談し提案していきました。

当初一人で進めていたのですが、いろいろな視点が必要と感じ、若い二人の職員に協力をお願いし、快諾してもらいました。そのことで介護の視点をより強化する事ができ、どんな利用者さんが、どう困っているか、そのために必要な方法は何なのか、などを話し合う事ができました。また、チームを作ることで問題点などが明確化しやすくなり、更なる改良を加えていくことが出来ました。そのことで、より利用者さん視点の発表を行うことが出来ました。

このように、介護の仕事とは直接関係のないスキルからの発想でも、否定することなく話を聞いて協力をしてもらえる環境のおかげで、今までにない発表をさせてもらえました。そして、発表をすることでチームとしての力といろいろな視点を学ぶことができ、今後の「介護視点」でのスキルアップの弾みとなりました。