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~熱中症に注意を! 夏の終わりの気温の変化にも注意が必要です!~

  • 2023.09.4

まだまだ熱中症予防を
今年は全国で気温35度以上の「猛暑日」が続いています。
2023年7月は「観測史上最も暑い月」とも言われ、異常な暑さとなっています。
今年は、西日本や沖縄を中心に平年より気温が高く、残暑も厳しくなるようです。
9月半ば~下旬くらいまでは気温が高い日が続くと予想されています。
熱中症は気温だけでなく湿度も大きく影響します。高齢者の方は、体温調整機能が低下する為、特に熱中症になりやすいと言われています。
一緒に住んでいるご家族など、周囲の方からも積極的な声かけをお願いします。

訪問看護 熱中症対策
訪問看護 熱中症対策
  1. 出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/pdf/heatillness_leaflet_senior_2022.pdf)

夏バテにも注意を
連日続く猛暑は体にとって大きなストレスになります。
「夏バテ」とは全身の疲労感、倦怠感、食欲不振、下痢・便秘を繰り返すなどの症状があります。まだしばらく続く暑い夏を乗り切る為に、食事・睡眠・運動など、規則正しい生活を送る事が大切です。
・こまめな水分補給
・バランスの取れた食事
・十分な睡眠
・適度な運動
・冷房による冷え対策

夏の終わりの気温の変化にも注意を
残暑はしばらく続きますが、徐々に朝晩が涼しくなり、1日の中での気温の変化も大きくなってくる時期です。この頃になると、暑さによる疲れが蓄積した体は急激な気温の変化に対応できず、風邪をひくなど体調を崩してしまうことがあります。
また、季節の変わり目は自律神経のバランスが崩れやすくなります。早めに体の疲れをとってあげましょう。

・暖かい飲み物やスープなどで体を温める
夏はついつい冷たい飲み物ばかりを飲んでしまいますが、胃腸も弱ってしまいます。暖かい飲み物などで胃腸の調子を整えましょう。

・衣服や入浴で体を温める
1日中冷房の効いた部屋に薄着のままでいると体が冷えてしまいます。夏はシャワーだけになりがちですが、ぬるめの湯船に浸かってゆっくり体を温め、薄着のままで寝ないようにするなど気をつけましょう

・頭皮のマッサージ
疲れが溜まると頭皮が硬くなっている人も多いです。
指の腹を使って頭全体をゆっくり円を描きながらほぐして
あげるだけでも気持ちがリラックスできておすすめです。
シャンプーのついでや寝る前など、少し触ってみてください。
訪問看護 熱中症対策

・軽い運動やストレッチでリフレッシュ
自律神経を整える為に、全身を使った軽い運動やストレッチなどもおすすめです。全身運動としてウオーキングや、椅子に座ったままできる体操(下図)を紹介します。

○深呼吸

訪問看護 熱中症対策 ・両手を胸の前で組んでしっかり伸ばす
・両腕をゆっくり上に上げて背筋を伸ばす
・そのまま大きく深呼吸

○わき腹を伸ばす運動

訪問看護 熱中症対策 ・両手を組んでしっかり上に伸ばす
・息を吐きながらゆっくりと体ごと横に倒し、脇腹を伸ばす

○足踏みの運動

訪問看護 熱中症対策 ・大きく両手を振りながら、太ももをしっかり上げて足踏みする

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、過ごしやすい季節を元気に迎えられるよう、体を労りながらうまくこの暑さを乗り越えましょう!

ー赤とんぼ訪問看護ステーション 理学療法士ー